Story B

食文化を創生するために

近い将来、自分でお肉をつくれるように
なったら、きっと楽しい

一般家庭でも「大量培養細胞技術」によって手軽に人工肉が創作できるようになったら、どんな食卓がつくれるのだろう?近い将来どんな食文化が実現するのかイメージしやすくなるよう、ここでは実際に「培養肉を使ったレシピ」を紹介します。

Receipe - 01

CulNet systemでステーキをつくろう

お肉とひとくちに言っても、世の中にはさまざまなお肉がありますし、好みもひとそれぞれ。でも、CulNet systemなら「いろいろな好み」を混ぜ合わせたようなお肉をつくることができます。

夫

夫:
今度の日曜日はお肉にしよう。 何のお肉が食べたい?

妻

妻:
トリがいいわ。

夫

夫:
僕はウシがいいなあ。

妻

妻:
待って。 急にエビも食べたくなってきた。

How to

牛・トリ・オマールエビのメリメロ(混ぜこぜ)ステーキ

STEP1

STEP 01

CulNet systemにウシの細胞とトリの細胞とエビの細胞をセットし、培養液を適量注ぎます。

STEP2

STEP 02

CulNet systemが培養肉を完成させるまでには、数日の時間が必要です。どんなお肉ができるかワクワクしながら待ちましょう。

STEP3

STEP 03

これができあがった牛とトリとオマール海老の魅力を混ぜ合わせた培養肉。ユーグレナなどで色味を加えてもおもしろいかもしれません。「デザインミート」は単に材料だけではなく、お肉の見た目も好みに合わせることが可能です。

妻

妻:
おいしい!初めて食べる味だわ!

夫

夫:
それぞれの風味がうまくお互いを活かしている感じだね。


CulNet systemを使えばいろいろな好みを合体させた
オリジナルステーキが簡単につくれる!

動物細胞を利用した培養肉には、上記の例以外にもさまざまな組み合わせが可能です。試行錯誤で新たなお肉をつくれる、理想のお肉ライフをCulNet systemは提供します。

Receipe - 02

CulNet systemでお弁当をつくろう

昼食を楽しくするお弁当。でもせっかくのお弁当なら、家族みんなの理想にカスタムしたものをつくってみたいもの。CulNet systemを使えば、それぞれの細かい希望に応えることが可能です。

祖父

祖父:
お医者にコレステロールを控えろと言われた。

父

父:
最近カルシウム不足を感じるなあ。

子

子:
ねえ、頭がよくなるご飯ってないかな?

母

母:
みんなわがままね。CulNet systemにお願いしてみましょう。

How to

十人十色、十色弁当よ!

STEP1

STEP 01

ベースとなる細胞と家族それぞれの希望に応える細胞を用意し、それぞれのカートリッジにセットします。

STEP 02

STEP 02

カートリッジからできあがった培養肉を取り出します。

STEP 03

STEP 03

できあがったそれぞれの培養肉で、肉巻きをつくります。培養肉はカスタムされた内容によって、できあがりまでの時間が異なる場合があります。

cook2
父


カルシウム
増量弁当

cook4
母


標準培養肉弁当

cook1
祖父

祖父
コレステロール
控えめ弁当

cook3
子


DHA増量弁当

祖父

祖父:
うまいお肉じゃ。これでコレステロール控えめとは嬉しい。

父

父:
お肉が食べられてカルシウム不足も補える。最高だ。

子

子:
これを食べていっぱい勉強するぞ!

母

母:
CulNet systemのおかげで簡単にいろいろとつくれるから 助かるわ。


CulNet systemを使えば、めんどうなお料理の悩みもすぐ解決!
家族みんなが喜ぶ目的特化型お肉が簡単に実現できます。

趣味嗜好、健康増進や病気予防など、食に関する要望は多岐にわたります。それらを叶えるデザインミートが、CulNet systemであればつくれるのです。みんなの希望を叶えるライフスタイルを実現するCulNet systemの魅力は、未来を更に楽しくすると言えるでしょう。

Note

食べてみた感想

培養肉ではないけれどこれがどんな味になるかプロが作ってみてみんなで味を確かめてみた

正直、どんな味か想像できていませんでしたが、一口食べると部分によっては牛と鳥、鳥とエビの味と食感があいまって、楽しい、そして美味しいステーキでした!


桑名 広行

Chef

桑名 広行

料理人兼未来食研究家。ロイヤルパークホテル在籍中に、カナダモントリオール総領事館にて公邸料理長を務める。2010年に外務省より公邸料理長賞を受賞。現在はシェフとしての活動と並行して、人工培養肉や藻類など最先端のフードテックベンチャー等とのコラボレーションにより、未来の食に関する研究活動を行う。