インテグリカルチャー、北國銀行からの支援により「細胞農業」による新たな産業の創出へ加速

「細胞農業」(*)で新たな産業の創出に取り組むインテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役:羽生 雄毅、以下「当社」)は、この度、北國銀行(本店:石川県金沢市、取締役頭取:米谷 治彦)から、細胞培養に不可欠な血液成分を作成する当社独自の技術(CulNet®System)を高く評価いただき、融資として1億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
(*)細胞農業:生き物から少量採取した細胞を育てることで、化粧品、素材、細胞培養食品(いわゆる培養肉)など有用な資源を生産する技術及び産業
今回調達した資金は、以下の用途に充当いたします。
・新規の顧客獲得に向けた事業開発
今回の支援を機に、当社は細胞農業のパイオニアとして、世界をリードする企業を目指してまいります。
■インテグリカルチャー株式会社 代表取締役CEO 羽生 雄毅 メッセージ
資源の自給と環境負荷の低減に貢献する細胞農業、すなわち細胞培養によるものづくりは、永らく1つの将来像でしかありませんでした。当社独自の研究に加え、コンソ―シアム参画企業様との共同開発といった多角的な取り組みにより、過去数年間で具体的な成果が生まれており、スキンケア化粧品や、細胞培養に必要な資材・機材といった製品が市場に投入される段階に至りました。しかし、細胞農業が真に社会に貢献するためには、一般に普及することが不可欠です。この度、細胞農業のビジネスとしての確立および市場拡大のプロセスをご支援いただけることとなり、心より感謝申し上げます。
■北國銀行 東京営業部 チーフアカウントマネージャー 田井 佑樹 メッセージ
インテグリカルチャー様が展開する細胞培養技術は、環境負荷の少ない持続可能なタンパク質生産を実現するうえで、極めて重要なものであると認識しております。
研究開発に真摯に取り組んできたことで培ってこられた独自技術とプラットフォームは、今後、独自の化粧品原料や素材、並びに食料領域といった幅広い資源開発で国内外で大きなインパクトを与える可能性を秘めていると確信しております。 当行は同社の持続可能な社会の実現に貢献する事業モデルとビジョンに共感し、今回の資金調達を通じて成長の後押しをさせていただく運びとなりました。
特に培養肉分野においては環境課題や食糧安全保障といった地球規模の課題解決に資する技術として今後の需要拡大が期待されており、インテグリカルチャー社がその中心的役割を果たすことを期待しております。
今後も、イノベーションを通じて社会課題の解決に挑むスタートアップ企業への支援を継続し、持続可能で豊かな未来の実現に向けて金融の立場から貢献してまいります。
インテグリカルチャーは、化粧品(細胞を活かす細胞培養上清液セラメント)、素材や細胞培養食品(いわゆる培養肉)など有用な資源を生産する技術で、サステナブル社会に貢献し、新たな文化を創造します。
【本件に関するお問い合わせ先】
インテグリカルチャー株式会社 お問い合わせ窓口
<info@integriculture.com>
受付担当:事業企画部 三好・田中