タイ・アネーク高等教育・科学・研究・イノベーション大臣やタイCPグループ幹部らがインテグリカルチャーを視察
~培養肉の量産化に向け試運転中のシステムも見学~

2022年7月16日(土)、来日していたタイのタイ・アネーク高等教育・科学・研究・イノベーション大臣とタイ最大財閥のチャロン・ポカパングループ(以下、CPグループ)のジョン・ジャンCTOらが、動物由来細胞から食品や原料などを作る「細胞農業」で持続可能な世界を目指すインテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役CEO:羽生 雄毅、以下インテグリカルチャー)を視察し、羽生 雄毅CEOや川島 一公CTOなどと意見交換しました。

写真①:意見交換の様子

羽生CEOからは、インテグリカルチャーが独自開発した細胞培養技術「CulNet®(カルネット) システム」(以下、カルネット システム)や、それを使った培養肉の生産工程、培養肉ビジネスの現状や展望などについて説明したほか、日泰企業の共創によるイノベーション創出へ向けた連携についても協力していきたい考えを示しました。これに対し、アネーク大臣やCPグループのジャンCTOは、メモを取るなど説明に熱心に耳を傾けていました。また、培養肉の安全性や今後のビジネス展開の予測、インテグリカルチャーとしてどのようにタイへ貢献できるか、などについての質問もありました。

写真②: 記念撮影(左から羽生CEO、アネーク大臣、川島CTO、CPグループのジャンCTO)

その後、大臣らは、培養肉などの研究を進めている研究施設を訪れ、研究者などから説明を受けながら、培養肉の量産化に向けて試運転をしているカルネットシステムを見学しました。

写真③: 試運転中のカルネットシステムを見学するアネーク大臣ら

■インテグリカルチャー株式会社について < https://integriculture.com >
独自開発の細胞培養技術「CulNet🄬(カルネット) システム」を、食品・素材・皮革などをつくるバイオ資源生産技術のプラットフォームとして開発し、様々な分野で活用する未来を目指しています。

カルネット システムは、動物体内の臓器間相互作用を模した環境を擬似的に構築する装置です(特許取得済み)。本技術は、動物細胞を大規模かつ安価に培養可能で、培養肉をはじめ、様々な用途での活用を検討していて、既にラボスケールでは、高コストの一因であった血清様成分の作出を実現しています。血清様成分作出の実現により、原料調達・管理・コストで課題となる牛胎児血清(FBS)や高価な成長因子が必要なくなり、細胞培養生産の大幅なコストダウンと、より高度なサプライチェーン管理が可能になります。

細胞農業について: https://www.cellament.jp/cell-ag

カルネット システムについて: https://integriculture.com/technology/

【報道関係者からのお問い合わせ先】
インテグリカルチャー株式会社 広報チーム pr@integriculture.com